[お施主様のご要望]
『両開きドアの閉まる速度がスゴく速い&下部の部品がドアにこすって開け閉めが大変だ・・・』
とのご依頼を、三条市のM工務店様よりいただきましたm(_ _)m
見づらいですが、扉の下部にシルバーの板があり、この装置『フロアヒンジ』が不具合を
起こしております
『フロアヒンジ』とはスプリングと油圧の力で、人の力によって開いたドアを安全な速度で
スムーズに確実に、そして静かに閉める装置です。
ドアクローザと同じ機能を有しますが、ドアクローザが扉面に設置されているのに対し、
フロアヒンジは扉の軸下に埋め込まれています。
コンビニの入口のガラス扉を思い浮かべてください。
押しても、引いても開けられて、手を離すと自然に扉が閉まります。
また、定位置で扉を開けたままにすることが出来ます。
[施工前]
写真はその装置のもので、箱型になっておりその中に、装置本体が内蔵されております
[施工中]
写真の奥側は現在使用しているフロアヒンジで、手前側が交換する新品です
見ての通りにサビがかなり浸透して、スピード調整が効かなくなり&そのサビが原因で、
表面のステンレスプレートを押し上げて、ドア本体に干渉して開閉がかなり困難な状況
でした(´・ω・`)
社屋の定礎プレート(その建物の竣工年)を見ると平成6年でしたので、このフロアヒンジ
は21年間にわたり頑張り続けていたことになりますヽ〔゚Д゚〕丿スゴイ
お疲れ様でしたm(_ _)m
[施工中]
写真は、新しいフロアヒンジを埋め込んだところです
この写真の埋め込みの前に、タイルにコンクリートカッターで切れ目を入れて、
ハツリ(コンクリート下地を壊す)作業をして、新しいフロアヒンジを入れられる
スペースを確保する工事がありました(写真が撮れず(´Д`;)ヾ ドウモスミマセン)
フロアヒンジケースの固定は溶接工法を用いました(やはり写真が撮れず
(´Д`;)ヾ ドウモスミマセン)
[施工中]
写真は、埋め込んだフロアヒンジの廻りをモルタルで仕上げ処理を完了したところです
その後の作業はこんな感じです
・扉の吊り込み
・扉の建て付け位置調整
・扉の閉まり速度調整
[施工後]
2代目フロアヒンジさん、これから頑張ってお仕事お願いしますっ!!
某企業様、M工務店様、ありがとうございましたm(_ _)m
[フロアヒンジの簡易自己診断シート]
下記の症状が出ていると、調整もしくは交換が必要となります。
•扉の閉じる速度が徐々に速くまたは遅くなった。
•扉の速度が急に遅くなった。
•扉の閉じる速度が急に速くなった。
•扉の開ける時に重く感じるようになった。
•扉が閉まりきらない。
•閉じる際、『パタン』と大きな音がするようになった。
•扉が床に擦れている。
•扉の開閉時に、異音がするようになった。
•扉の閉じる速度が急に速くなった。
•油が漏れている。
•プレートが浮き上がっている。
•プレートが錆びている。
故障していると、快適にご使用頂けないばかりか、以下のような思わぬ事故・怪我に
繋がる場合がありますので、定期的な点検などをして安全にご使用頂ける環境を整え
られる事をお勧めします。
•扉が閉まりきらず、カギが掛けられない。
•扉が重くなり小さなお子さんやご高齢者の方には、開け閉めが困難になる。
•扉に手を挟む。(速度が速い時は特に注意)
•扉が体にあたる。(速度が速い時は特に注意)
•フロアヒンジのプレートが浮き上がり、足が引っ掛かり転倒する。
•フロアヒンジのプレートが無くなっていて、隙間に足が引っ掛かり転倒する。
『窓』のお店 MADOショップ三条中央店